雨撮情報まとめ 現在6月15日のイベント(21世紀の森)で射命丸文&姫海棠はたての東方天狗併せ撮影を企画しています。が、もちろんこの時期なので当日雨降りのおそれが大有りです。そこで、雨中撮影(以下"雨撮")について情報をまとめてみました。 雨の中で人を撮ろうというケッタイな連中はコスプレイヤーぐらいらしく、集まった情報は風景写真、鉄道写真向けとコスプレ写真向けに偏っていますが、ここではコスプレ中心に書き連ねていきます。まず機材について。【匠のデジタル工房・玄人専科】によると足で稼ぐ撮り方がしづらいのでズームに頼るのが吉、とのこと。なるほど、とも思いますが、ズームレンズは(70-200とかのインナーズームでない限り)、鏡筒が伸び縮みするので防水性では劣る気もします。いずれにしてもレインカバーをかけるので大丈夫という判断でしょうか。雨の中で撮影!というと、雨粒自体を映し込むことを考えがちですが、それは難しそうです。とあるカメコの雑記帳によると、(サンプル画像の焦点距離が不明なので心もとないですが)相当絞りこまないと雨粒は写りません。この点については私も今日実験してみたところ、「雨粒は前ボケになるので自然と溶けて見えなくなりやすい」ところに一つの原因がありそうです。したがって、例えば人物にAFでピントを合わせた後、意図的に前ピンにすれば雨にピントを当てて奥の人を少しぼかしたような表現も可能です。あるいは人の顔を手前に持ってきて、奥の雨粒を後ボケとして写すか。なお、その際の撮り方としては、降り注ぐ雨を細い針のように撮ってみようにあるように、1/125か1/180程度より遅いシャッタースピードで、背景を暗くして撮るのが推奨されます。雨の日といえども野外ならば9-10EV程度は期待できるので、ISO400-800, f/5.6, ss1/125sec程度で適正露光となる(はず)。で、肝心のレイヤーさんの写り方は、おもいっきり濡れたところを写した例雨の雰囲気に特化した例なかなか濡れたように移らず苦労された例など。結局、雨の日に映えるのは葉っぱの水滴や水たまりの様子以外は、雨そのものではなくってそのどんよりした雰囲気、傘を挿している雰囲気、ということになりそうです。モデルさんには無理に雨中を駆け回らず、木陰などに位置してもらったほうが良さそうかもですねっ。 PR