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ストロボのパワーを限界を超えて下げる話

1.問題点
夜間のコスプレ撮影で、暗い背景を写そうとすると、
どうしてもISOを上げまくり、絞りも相当開いた設定にする必要があります。
例えば、ISO6400, F2.0とか、そういった設定になります。

その状態で、(クリップオン)ストロボでモデルを照らそうとすると、
ストロボのパワーを最小の1/128に設定しても、
パワーが強すぎて、下の画像の様にモデルが白飛びしてしまうことがあります。
まず、次のイメージ写真のようにモデル(トルソー)とソフトボックスを配置して、
撮影することを考えます。

この時、露光量の設定は、背景の山を映すことを狙って、
ISO6400, F1.8としているとしましょう。(ストロボ撮影なので、露光時間はモデルの露光量に関係ありません)
その設定で撮影すると……パワー1/128でも、↓の様に白飛びしてしまいます。


勿論ストロボとモデルの距離を離して調節することは可能ですが、
早々都合よくライトスタンドを立てられる場所があるとは限りませんし、
灯りを遠くすると、影が強めに出てしまうのも好ましくありません。

2.解決策
そこで解決策として、黒のパーマセルテープを使います。
こんな感じ↓で、クリップオンストロボの発光面を、どんどん覆っていきます。
かなり覆ってしまわないと、パワーが下がらないので、
ほんの少し発光面が残る程度まで覆ってしまいます。


こうすれば、同じ1/128の設定のままでもストロボから外に出る光が減るので、
モデルに届く光量はちょうどよくなる、という寸法です。

上の写真が、ストロボの発光部を覆った以外、同じ設定でもう一度撮影した例です。
このように、調度良い露光になりました。

こうやって発光面を覆ってしまうと、ストロボの熱がテープに溜まってしまいますが。
もともと最小パワーなので、余り問題はないと思います。
間違ってパワーを1/1に設定した状態で、こうやって覆ってしまうと、
蓄積した熱でその内テープが燃えかねないのでご注意ください。

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一眼レフカメラをデコるお話

突然ですが、私がいまメインに使ってる一眼レフカメラはこんな感じ↓で、
何やらベタベタとシールが貼ってあります。
随分とデコられた印象ですね。


特に、真正面の出っ張り(ペンタプリズム部分)にあるNikonロゴが隠れてしまっているので、
「ロゴを隠してるんですか?」と良く聞かれますが、
特にそういう意図はありません。

ではこれは何か、というと、このまま見ても、分かりません。
わかりやすいように、明かりを消すと、こうなります↓

というわけで、夜、真っ暗な場所で撮影する際に、
カメラの場所がわかるように貼られた蓄光テープが、正体でした。
特にロゴを隠してしまっているテープは、真正面から見た時に見える唯一の部分なので、
モデルから見てカメラの位置をわかってもらうために重要なのです。

尚、その右下のテープはレンズ取付指標のもの、手前はレンズフードに付いているものです。
レンズとボディの取り付け指標にテープを貼っておけば、
真っ暗なママでも一応はレンズ交換ができます。
実際にはミスがあるとこわいので、いちいちヘッドライトを付けることがほとんどですが。

同じように、背面はこのように↓なっています。

こうしておけば、真っ暗な場所でも、
「再生ボタンの位置がわからない!」とか、
「プレビューはできたけど、拡大ボタンの場所がわからない!」とか、
そういった問題が生じませんヽ(=´▽`=)ノ

D5などのフラグシップ機では、それぞれのボタンにライトが内蔵されているようですが、
私のD750の場合は、ライトが仕込まれているのは右肩の液晶だけなので、
こういった工夫が必要なのでした。

同じように、三脚やライトスタンドのノブにも蓄光テープを貼っておくと、
暗闇で操作する際に便利です。(画面左側がカメラ、右側が三脚)

特に、三脚の足に貼っておくと、暗闇でも立っている場所がわかって、
足を引っ掛けることが減る……と思います。

これだけベタベタ貼っていても、
夜間撮影中に、一度足を引っ掛けてカメラごと三脚を倒したことがあるので、
油断は禁物ですが\(^o^)/

以上、カメラと機材を蓄光テープでデコるお話でした。
蓄光テープは、特にどの製品でも大きな問題はないので、
適宜、書いやすそうな製品を選べば問題ないと思います。
発光時間については、
撮影中に時々懐中電灯やヘッドライトの明かりを浴びて蓄光するチャンスが度々あるので、
さほど拘る必要はなさそうです。

ちなみに、ニコンのサービスセンタに、この状態のカメラを何度か持ち込みましたが、
特に全部はがされるようなことはなく、むしろなるべくそのままの状態を維持して、
清掃なり、修理なりをしていただいています。多謝m(_ _)m

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夜間撮影のやり方まとめーその2

1.まえがき

前回の記事では、夜間のコスプレ撮影での、
撮影するまでの段階を解説しました。

今回は、前回書き残した、
カメラやライティングの設定について説明して行きたいと思います。

といっても若干長い話になるので、
今回はカメラの設定を合わせるところまでの説明になります。

ですから、ここではモデルさんにはカメラの前に立ってもらう必要はありません。
適当なところで休んでいてもらって大丈夫です。

2.どこに露出を合わせるか

まず、カメラの設定ですが、
私は基本的に背景の夜空に露出を合せています。
手前については、ストロボのライティングで合わせるので、
今は特に考える必要はありません。

ここからは、前回の作例写真を例にとって解説していきます。
なお、最終的なこの写真の設定は、「ISO2000, F5, 10sec」でした。
DSC_7672-Edit.jpg

3.具体的な露出の合せ方

山の峰のラインを背景に入れたかったので、
そこがある程度明るく映るように設定します。
とは言っても、カメラ内の露出計で図るには、夜空は暗すぎるので、
露出計を見て設定する、あるいは設定をカメラ側に任せる(Av、Tvなど)のは無理があります。
そこで、夜間撮影の場合には、マニュアルで明るさをあわせてやる必要があります。

以下で説明するやり方をまとめると、
  1. ISO最大、絞り開放で必要な露光量を測る
  2. 他の条件から露光量を保ってパラメータを変える
という順番になりますので順番に見ていきましょう。。

1 ISO最大、絞り開放で必要な露光量を測る

まずはカメラの露出モードをM(マニュアル)に設定して、
ISOを目一杯上げ、絞りも目一杯開いておきます。
この時はISO25600, f/1.4が限界でした。
こうすることによって、これから何枚もテスト撮影をして明るさを測るときに、
露光時間が短くなり、テンポよくすすめられます。
また、ストロボの発光はすべてオフにしておきます。


その上で、フォーカスリングを大体無限遠(∞)に合わせた上で、
当てずっぽう(夜空なら大体ISO25600, f/1.4だと1秒ぐらいかな?という勘)で、
背景を1枚テスト撮影してみます。
その上で、明る過ぎたら露光時間を1/2秒に1段短くして、
もう1枚テスト撮影してみます。
だめならもっと調節します。

こうして、必要な明るさの写真、つまり、
「ほんのり明るい夜空に、真っ暗な山のシルエットが浮かぶ写真」
を撮ることができたら、
そこから明るさを保って、パラメータを調整していきます。

ちなみに、この写真だと、ISO25600, f/1.4, 1/15secで必要な明るさになりました。
最初の当てずっぽうは相当ずれていましたね\(^o^)/

2 他の条件から露光量を保ってパラメータを変える

さて、次に、最終的にほしい写真に向けてパラメータを調整していきます。
今回は
「長時間露光しながら、モデルの後ろをカメラマンが移動して、何発もストロボを当てて撮る」、
つもりだったので、
まずは、露光時間を、後ろで自分が動き回るのに十分な10秒にすることを考えます。
(これより短いと時間切れになりやすく、長いと、露光中にモデルに止まっていてもらうのが難しいです)
露光量を保ったまま設定を変えると、ISO320, f/1.4, 10secになります。

ではコレでいいか、というとまだ幾つか問題があります。
まず、ストロボの光に光条が欲しいので、そのためにはかなり絞り込む必要があります。
また、被写界深度から言っても、f/1.4でとってしまうと、後ろの山がボケすぎてしまいます。

一方で、露光時間は10秒と決めてしまっているので、絞りを調節したければその分ISOを上げるしかありません。
そこで、F値を変えながらISOを上げていって、適当なところで止めます。
今回の条件だと、D750の高感度ノイズがどの程度まで我慢できるかを自分の中で考えて、
最終的にISO2000, f/5, 10secと決めることになりました。
(ISO4000となると、ややノイズが多すぎ、f/3.5だと絞りが足りないためです)

4.まとめ

以上の手順で、一応思った通りの夜空を背景にした写真を撮影する準備ができました。
ここから、モデルに露出を合わせて撮る話になるのですが、
それはまた次回٩(๑òωó๑)۶

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夜間撮影のやり方まとめーその1

コスプレ撮影中をしていて、夜間・真っ暗な場所で撮影する場合のやり方です。
私はいつもこんな感じでやってるよ~という程度のお話ですので、お気楽にご覧下さい。

尚、この記事はピントの合せ方など、撮影するまでの準備の話になっています。
それ以前のカメラの設定の合せ方については、次の記事を御覧ください٩(๑òωó๑)۶

そもそも夜間・真っ暗な場所で撮影って言うとどんな写真が撮れるの?
というと、こんな感じです↓↓(2枚目は奥に対岸の明かりが写っていますが、撮影中の手前側は真っ暗でした)
DSC_7672-Edit.jpg  DSC_0991.jpgさて、こんな写真をどうやって撮っているかというと、
まず、全体図はこんな感じです↓(ストロボの配置は適当です)
 
ポイントは、
1)三脚を据えて、ライブビューで撮る
2)ストロボを事前に設置しておく
3)アシスタントに懐中電灯を持ってもらう
4)モデルの立ち位置を決めておく
の4点です。

まず、1)ですが、真っ暗だと当然オートフォーカス(AF)は合いませんし、
肉眼でみてマニュアルフォーカス(MF)で合わせようにも、
被写体が殆ど見えないのでやはり無理があります。
なので、カメラをしっかり三脚に固定して、
暗くてもピントの見えやすいライブビューでピントをなんとか合わせる必要があります

例えば下の写真だと、画面奥の方にトルソーが立っているのですが、
ほぼほぼ何も見えません。


上の写真で、実際の配置はこんな感じ↓でした。


さて、この状態でどうやって撮影するか。
まず、真っ暗だと、いくらライブビューでも構図も何も見えないので、
横からアシスタントの方に懐中電灯で照らしてもらいます。
この時、顔に懐中電灯を直接向けると眩しいので、
顎の下あたりに光軸を向けてもらうとベストです。

すると、こんな感じで↓↓、モデルの姿がライブビューに写ります。
ここではやや強力なヘッドライトを使っているので、肉眼でも見えますが、
普通のLED懐中電灯だと、ライブビュー越しの方がよく見えるかと思います。

尚、可能であれば、ライブビュー時のレンズの絞りは開放に設定しておくと、
ノイズが少なくて見やすいかと思います。

無事に写ったら、構図を決めて、
後は下の写真の様に、拡大してピントを合わせます。

ピントを合せ終わったら、余分な光が映らないように、
アシスタントに懐中電灯を消してもらって、
そのままシャッターを切れば、無事に撮影成功です!

ここまでの手順をまとめると、
1)モデルの立ち位置とライティングを決める
2)三脚を据えてライブビューを起動する
3)アシスタントに懐中電灯でモデルを照らしてもらう
4)構図とピントを合わせる
5)アシスタントに懐中電灯を消してもらう
6)シャッターを切って撮影!
こういう手順になります。

ここで、ある程度絞りを絞っておけば、
モデルの立ち位置を変えずに、ポージングや表情だけを変えて何枚も撮る限りは、
1~5)を省略して、連続してシャッターを切っても、概ねピントが合っていることが期待できます。
1~5は結構時間のかかるプロセスになるので、夜間撮影でテキパキとって枚数を稼ぐためには、いい方法かと思います。



余談:ライブビュー時の絞りについて
ライブビューで撮影している時の絞りについては、メーカごとに動作が異なるようです。

ニコンのカメラの場合、基本的にライブビュー中は実絞り(設定した絞りまで絞り羽が絞られる)になります。
ただし、「動画撮影時のパワー絞り」機能の付いているD1桁機、D8xxやD750などでは、絞りプレビューボタンを押すと、絞りが開放になります。(押す度に開放←→実絞りで切り替わります)

キヤノンのカメラの場合、使っていないのでよくわからないですが、
どうやら常時、絞りが開放のようです。夜間のピント合わせは楽そうですね。

ペンタックスのカメラの場合は、現在調査中です。ご存じの方はこっそりご連絡下さいm(_ _)m

その他各社のミラーレスカメラについても、情報を募集中です٩(๑òωó๑)۶

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白布のススメ in コスプレ撮影

今回は、コスプレ撮影に当たってのちょっとした便利アイテムのお話です。

何ぞ?

具体的にはこれ↓です。ただの2mx2mの白い布です
DSC_1435.jpgDSC_1436.jpg
ただの白い布ですが、以下のように色々と役に立つ上、
お値段も安く、お勧めです。

どう使うの?

紗幕にする

まず第1の使い方としては、「紗幕」として使えます。
実施例はこんな感じ↓です。この写真の白い部分に、白布を使っています。
DSC_4867.jpg
DSC_8742-Edit-Edit.jpg

(モデルは順に、らいさん、Lycoさん)
スタジオの天井や壁に貼り付けて、奥側からストロボを当てると、
このように布全体が白く飛んで、明るい背景を作り出すことができます。

ネタばらしをするとこんな構造になっています↓
DSC_4861.jpg
(1枚目の写真では、布の奥、スタジオの壁にパーマセルテープでストロボを固定しています)
DSC_1511-Edit.jpgDSC_1512-Edit.jpg
(2枚目の写真では、左の写真の様に襖の奥に白布を貼り付けて、床に置いたストロボで奥から照らしています(右の写真、オレンジ色の囲み))

重要な点ですが、
貼り付ける際にはパーマセルテープ等の糊の残らないテープを使い、
ハゲそうな壁・セットは避けて貼るようにしないと、
スタジオを痛めてしまうので、お気をつけ下さい。

レフにする

次に、屋外では大型レフとして活躍します。
(この使い方については、小澤太一先生の「よくわかる!ポートレートレッスン」に挙げられている撮影風景の写真を参考にしております)

実施例はこんな感じ↓です。強い日差しの下でも自然に光が回っていますね。
DSC_7393.jpg
(モデルは香雪さん)

この時の撮影風景はこんな感じ↓です。
DSC_7387.jpg

(アシスタントはるいやさん)
ほとんど白く飛んでいますが、それだけ強烈に光を反射してくれていますヽ(=´▽`=)ノ
アシスタントをお願いできる人がいる場合は、斜めに持ち上げてもらうといいかもしれません(普通のレフ板とおなじ感覚です)。

また、面積を稼げるので、キャッチライトも綺麗に入りやすいです。
DSC_7404.jpg

(モデルはるいやさん)

尚、ただの布ですので、風が吹くと舞い上がったり、置くのに苦労したりします。
適宜ペットボトルなどを隅において重石にする必要があります。最悪カメラバッグでも良いですが……

レジャーシートにする

最後に、当然の事ながら、ただの白い布なので、野外で広げてしまえば便利シートに早変わりです。
荷物をおいたり、上に寝っ転がってピクニック風に見せたり、使い道は様々あると思います。
使っているうちにだんだんと汚れてきますが、ザブザブ洗えますし、洗ってダメなようなら作りなおせばいい程度のコストです。

実用例はこんな感じ、何でもありですね笑
DSC_7510-Edit-Edit.jpg

(砂浜に直にカメラバッグを置きたくなかったので敷いてみた例)
DSC_8904-Edit.jpg
(ピクニック風に使ってみた例、モデルはVanillaさん、キャメさん)

作り方

( ・ω・)
作り方は簡単、
  1. 115cm幅の白い布を4m買ってきて
  2. 半分に切って
  3. 一気にミシンで縫い合わせる
だけです。これで、(約)2mx2mの布の出来上がりです。
特に精度が必要な用途ではないので、2mでマチ針を7本ぐらいしか止めずに縫いましたが、
問題なく使えています。
ミシンがない場合には、何箇所かをパーマセルテープで留めてしまえば、
似たようなものが作れるのではないかと思います。

尚、この布は日暮里の「トマト」さんで¥100/mで買ったものですので、
4mで¥424(税込み)で完成しています。
安くても1000円程度はするレフ板に比べて格安ですねヽ(=´▽`=)ノ

追記:ここで取り上げた初代白布は、川ロケで使った際に水没、生臭くなったので、廃棄されました。合掌。